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台湾すげー!世界観にしびれます「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」オードリー・タン著

こんにちは 高知初のシェアハウス&ゲストハウス支配人のタローです

宿は「待つ」のも仕事 お客さんを待っている間に読書 線を引き引き読んでます

さて、今日の本は・・

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る

オードリー・タン

コロナの封じ込めに成功した国、台湾の担当閣僚として、昨年辺りから世界的に知名度急上昇中のオードリー・タン

幼い頃からコンピューターに興味を示し、14歳のとき、学校生活に馴染めなかったため中退、そして19歳のときに、シリコンバレーでソフトウェア会社を起業したそう

まあ、とんでもない才能の持ち主なんです。そして、

「私の脳は私が女性であると認識しているのに、社会的にはそうでないことが要求されるので、私は長年に渡って現実世界を遮断し、ネット上で生活をしてきました。」

と本人のブログにあるとおり、トランスジェンダーを表明している

35歳の若さで、台湾の蔡英文政権に呼ばれて、デジタル担当政務委員として就任し、その後の活躍はコロナ以降、特に世界の注目を浴びている・・そんな、スゴイ人の本です

その彼女が、特に日本の出版社向けに書いた本がこちら

今回のコロナ禍に対して、台湾の担当閣僚として、どういう取り組みをしたか? 自分の政治的スタンス、AIの今後、政治とデジタルの関係はどうあるべきか?などが、結構わかりやすく書かれてます

とても読みやすい本です

これらのことを、とてもわかりやすく、しかも外国人に向けて書いてくれてる時点で、「スゴイ頭のいい人だな〜」ということが、言われなくても伝わってきます

政治的スタンスは「個人主義的アナーキスト(無政府主義者)」と本の中でも言っているので、ちょっと過激な思想かなと思いきや、驚くほどまっとう、かつ、分かりやすく、そして納得できる思想で・・ 正直、しびれます!

例えば、本文中、こんな言葉が出てきます

少数の人が高度な科学知識を持っているよりも、大多数の人が基本的な知識を持っている方が重要である

何か社会に貢献したいと思えば、誰かのポストを奪い取る必要はありません。たとえ失敗したとしても、少なくとも自分の健康や子供の教育が犠牲になる事は絶対にないというのが、現在の台湾社会です

経済学とは既存の資源をどう分配するかではなく、人々が協力してより多くの価値を生み出すためにはどうすれば良いかを考えることであると言っています

彼女が、社会をどういう風に捉えているかがよく分かって、読んでいて気持ちが良いです

それと同時に、台湾という国が、こんな人物を政治の中枢に据えることができるくらい、進んだ部分があることにも驚きました!

ホントに読むと、驚くと思います 台湾すげー!

もちろん実際のところ、どこまで生活や文化や社会を、彼女が変えていくのかは分かりませんが、読んでいると希望がわいて来るのは間違いないです(でも、彼女は日本の政治家ではない・・・)

さて、私が読んでいて気になったベスト3 フレーズです

ドラえもんはAIの1つであるといえます。のび太君を成長させるのが、ドラえもんの目的であるはずです。のび太くんはドラえもんが便利な道具を出してくれるからといって、無条件にドラえもんを信頼しているわけでは無いはずです。

日本人によくわかりやすい!

ドラえもんをAIだと考えると、人間とAIがどう付き合うべきか?の答えがあるような気がする

あのぐらいがちょうど良いのかも!

超頼りにしてるけど、万能ではないし、絶対的に信頼しているわけでもない

ドラえもんとは・・ いやあ、目からうろこでした

民主主義には定型化された運用方法は存在せず、1つのテクノロジーに過ぎない。

天才プログラマーならではの感性なのか?

民主主義をテクノロジーの1つだと捉えているところが、すさまじい!

だからこそ、使い倒せ!と でも、まだ使い倒してないから、もっといい使い方があるはずだ!という意味でしょうか・・ そういう風に民主主義を捉え、付き合っている政治家か

しびれます!!

アートとは、自分の見た未来のある部分を他の人に見せることで、それにより未来の可能性を開こうとするものです。 サイエンスとテクノロジーは、既存のプロセスを最適化するとか、最適化の速度を上げるとか、より低コストで実行されるようにするといった部分には貢献するでしょう。 しかしながら、直面した問題が非常に大きかったり、複雑だったり、例えば気候変動のような問題に対処する場合に、サイエンスやテクノロジーのような直線的な思考だけで問題を解決する事は不可能です。

アートとは「未来の可能性を見せようとするもの」か・・ なるほど

単なる「表現」では無く、「未来の可能性の表現」と捉えるのか

難しいけど、分かるような気がする

で、そこにこそ、サイエンスやテクノロジーがたどり着けない場所がある!ということであり、共存の方法があるということか!

なんかスティーブ・ジョブズも同じようなことを言ってましたね

アートとサイエンス、相反する2つの分野のように捉えられがちだけど、補完し合う2つなのかもしれません

そして、その両方が、政治にも民主主義にも必要、という彼女の主張に、この本を読みすすめながら非常に納得します

250Pのなかなか分厚い本ですが、主張も明快で分かりやすく、気を使って丁寧に説明しようとしてくれてることが分かり、安心して読めます

台湾事情という、ご近所さんの政治事情も分かり、一挙両得です

というわけで、気になる方は、ぜひルルルまでお越し下さい ルルル文庫に線を引きまくった読書済み本を置いてます

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