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考えてることは企業と同じかも!「職業としてのヤクザ」溝口敦 鈴木智彦

こんにちは 高知初のシェアハウス&ゲストハウス支配人のタローです

宿は「待つ」のも仕事 お客さんを待っている間に読書 

線を引き引き読んでます

さて、今日の本は・・

職業としてのヤクザ

溝口敦 鈴木智彦

ヤクザ取材のプロが、ヤクザの生活や考え方、収入など、抗争や事件についてはではなく、タイトル通り、「職業として」のヤクザについて語った、対談形式の内容。

最近、「ヤクザと家族」とか「素晴らしき世界」とかヤクザ映画の秀作が話題にあがって見に行ったばかりだったので、つい手に取りました

ヤクザの考え方が最新事情で紹介されていて、大変面白い!

いつ、なんの役に立つのか分かりませんが・・・

本全体としては、この業界をよく知るプロ2名の対談だから、読みやすいし、でも取材に基づいてるからリアルだし、面白いんだけど、簡単に言えば二人のおじさんの雑談みたいなノリで、延々とページが進んでいくので、特に盛り上がりも無く、口語の参考書みたいな感じです。

ヤクザも「集団」である以上、普通の会社と全く同じような価値観もあるし、時代の流れとして、今の若い人をどう取り込むかなどで、組の幹部が、企業などと同じように頭をひねったり、対応を変えていったりするんだ〜と組織論としても面白く読めました。

そして一方で、ヤクザ特有の問題、例えば、ヤクザを辞めても5年は銀行口座が作れない、携帯の契約もできない、などがあり、組織をぬけた後も苦労することが多く、それ故にまた組織に戻ってしまう人も後を絶たないなど、法律改正によりどんどんヤクザが住みにくい環境なっていることも知りました。

この辺のことは、「ヤクザと家族」「素晴らしき世界」の映画でも語られてましたね

さて、私が読んでいて気になったベスト3 フレーズです

組織犯罪は社会からの注文があって初めて成立するんです。暴力団は負のサービス産業なんです。犯罪とは言っても、商行為である以上、信用第一です

信用第一か・・ こうも明快に言われると、なるほど! とも思うが・・

でも、違法であれ合法であれ、長く存在する職業は、それなりに社会のニーズがあることは事実でしょうね

命とか逮捕とかがかかってる分、結局、信用第一になるということね

本来、ヤクザは詐欺をしません。力で強奪するのがヤクザの本懐です。 オレオレ詐欺で儲けるのは、覚せい剤よりもイメージが悪い。覚せい剤の売買は、他人を騙していない。 詐欺と言うのは、自分の名前を言わない、自分の所在地を言わない、自分の会社名を言わない。 ところが、恐喝と言うのは、「俺はどこそこ組の誰それだ」と名乗ることによって成り立つ。つまり、恐喝はヤクザらしい犯罪なんですが、詐欺はそうではない

なるほど。ヤクザなりの美学として、人を騙すのは良くない

というか、彼らの美学的に美しくない

暴力、さらにいえば、その暴力を使わずして、勝手に恐れおののいてもらって欲しいものを得るというのが、彼らなりの美学ということね

だからこそ、政治家と同じで、本来は電話一本で陳情を解決できれば、それが1番かっこいいと価値観だそうです

けど、企業も闘わずして勝つのが1番なのは同じだから、よくよく企業とヤクザもビジネスという視点で見たらよく似てるんやね〜

捕まったのが32歳の若い組員でした。ああ言うのを見ると、あっ、弘道会は、こんな若く将来のある若い衆をヒットマンに使えるんだと評価されます。

昔は、組にお金があったから、若い衆が刑務所に入れられても、5年とか10年とか、出てくるのを待ってあげて、しかもその間の家族の金銭的な世話までしてあげられたそうです。

しかし、ヤクザも組織として金がなくなり、さらに法律も厳しくなり、刑期も長くなると、組のために尽くして刑務所から出てきても、組織が自分を面倒見てくれなくなる。

そうすると、そりゃ当然、組のために泥をかぶる若い奴らがいなくなるのは、これ当然

時代の流れは、ヤクザも一般企業も同じですね

でも、この本にあるように、時々若い奴がヒットマンとして捕まる事件が発生し、報道される

そういう報道を見ると、その組は「金もあり、組織もしっかりしており、若い奴らを10年単位で育てるつもりがあるんだな」と、その組の株が上がるそうです

なるほど・・ 誰も自分から進んでヒットマンになる奴なんかいないけど、組が将来を約束してくれるなら飛び込める そういうことか

まるで、終身雇用時代の企業文化を懐かしむような話ですね

将来を約束してくれると信じられるから、命がけで尽くす

でも、それが信じられないから、尽くせない

企業も、「尽くせませんから、そこそこに・・」というしかない

おお〜 全て同じ話だったんだね・・

というわけで、今回の気になる大賞ベスト3フレーズはいかがだったでしょうか?

ヤクザの世界なんて、遠い世界の話と思ったけど、案外同じ様なことを考えてるんだねと、妙に安心(?)したりもしました

気になる方は、ぜひルルルまでお越し下さい ルルル文庫に読書済み本を置いてます

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